太陽光発電の売電開始から2年が経過したので、これまでの収支を見ていきます。
料金プランと売電契約
契約している料金プランは東京電力のスマートライフLです。
このプランは、夜間蓄熱式機器(蓄熱暖房など)又は蓄熱式電気温水器(いわゆるエコキュート)を保有している場合のみ契約可能です。
2021年9月時点での料金比較
スマートライフL | スタンダードL | 夜トク8 | |
基本料金 | 286円/kVA | 286円/kVA | 214.5円/kW |
単価 | AM1~6時: 17.78円/kWh AM6~翌AM1時: 25.80円/kWh |
~120kWh: 19.88円/kWh 121~300kWh: 26.46円/kWh 301kWh~: 30.57円/kWh |
PM11~AM7時: 21.16円/kWh AM7~PM11時: 32.74円/kWh |
売電契約は、2019年契約なので24円/kWです。自家消費を基本とし、余剰分の買取契約です。
FIT(固定価格買取制度)開始時の42円/kWからは随分と下がりましたね。*1
電気消費について
我が家の電気の使い方についてです。そこそこ贅沢に使っているほうだと思います。
- ペット飼育のため、6畳1部屋は常時空調稼働(夏26℃, 冬23℃前後になるよう設定)
- 自宅サーバ、ネットワーク機器が常時80W程度消費
- 洗濯乾燥機をほぼ毎日, 浴室乾燥機も時々併用
- 食器洗乾燥機をほぼ毎日使用
- 2021年夏は2階の2部屋は扉を開けエアコンを常時28℃除湿運転
(居室時は必要に応じて温度を下げる) - 浴槽にお湯をためるのは年数回程度
2年間の収支
2年間の総収支は次のようになりました。
電気代 | 売電収入 | |
電力 | 10,015kWh | 7,843kWh |
金額 | 294,841円 | 188,232円 |
電気代、売電収入の差額が実際に払った金額なので、2年間で電気代が106,609円かかったということです。
月平均にすると、4442円/月です。
各月の推移はこんな感じです。
電気収益が最も良いのは、晴天率が高い上に日が長く、更にエアコンをあまり使わない4, 5月です。
冬はやはり電気代がかなり高くなりますが、これはどこの家庭でも同じでしょう。ここを抑えようとすると、建屋そのものを高レベルの断熱仕様*2にする必要があります。
ちなみに、2020年3~4月は在宅勤務が多く、更にBOINCでCOVID-19関連の解析プロジェクト*3に協力しPC2台をフル稼働させていたので電気代が高くなっています。
余談ですが、東京電力の電気代は「くらしTEPCO」で確認しますが、太陽光発電の買取は「購入実績お知らせサービス」という別サービスで確認します。これらは全く別のサービスで、当然アカウントも別です。同じ会社なんだから一緒にしてよ。
まとめ
どれだけ得できたのかをこの数字だけでで判断しようとすると、こうなります。
総務省の家計調査(2020年版)によると、2人世帯では、電気代: 9515円/月, ガス代: 4354円/月です。
合計13,869円/月なので、平均と比べて9,427円/月 安く済んだだ計算に。
4kWの太陽光発電システムは100万円くらいが相場なので、10年の売電契約が終了する前に元が取れます。
はっきり言って、こんな計算で良いとは思えませんが。
我が家の太陽光発電システムにはデータ記録機能がついているので、発電/消費/売電/買電の実際の値を使い、本当に元がとれるのか?太陽光発電のメーカ見積は実際の発電量と一致しているのか?など、調べてみようと思います。